Wang et al., 2023 雲南省南西部からもたらされたミヤマ2新種の記載

Wang C.-B., He T.-L., He L., Zhou C.

Two new species of Lucanus Scopoli, 1763 from Yunnan, Southwest China (Coleoptera, Lucanidae, Lucaninae)

Far Eastern Entomologist, No. 470: 8 – 22

 

 

Lucanus niu Wang, He, He et Zhou, sp. n. ニウ ミヤマ【牛深山】

雲南省普洱市 沅镇县
Yunnan, Puer City, Zhenyuan County


(引用: Fig.1_p.11)

 

タテイタ系深山。ヴェトナムのヴィタリスLucanus vitalisi Pouillaude, 1913 と比較。

新種として認知された2021年=「牛」年にかけているらしい。

 

 

Lucanus zenghuae Wang, He, He et Zhou, sp. n. ヅァンファ ミヤマ

雲南省 紅河州 屏边苗(ミャオ)族自治县 大围山
Yunnan, Honghe prefecture, Pingbian county, Daweishan


(引用:Fig.5_p. 16)

 

ペザリーニ(タムダオヒメ)Lucanus pesarinii Zilioli, 1998に近似のヒメミヤマ。

♀は未知。
タムダオのペザリーニ、雲南紅河州金平分水岭のフキヌキ(←ここではデラン亜種とされてしまっているのですが~)、と比較。
はやい個体で2019年より得られていた模様。
パラタイプは5♂ということ。

コレクターの母親Zeng-Hua Tangさんに献名。

耳状突起がプルケルスLucanus pulchellus Didier, 1925のように横に広がるカタチを見せる点では、ペザリーニとはたしかに異なるので、アリかな~。

思うことはいろいろありますが、to be continued…

Author: jinlabo

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