おそくなりましたが、11月5日に、新種記載論文が出ました。
Note on Lucanus Scopoli 1763 species from Southeast Asia with the description of a new species (Coleoptera: Lucanidae)
このたびもイタリアのZilioli氏とともに。
発表媒体は、ミラノ自然史博物館の研究誌Natural History Sciences。
今回は、ベトナムのVan氏の名も著者に加えました。
詳細については後日にあらためますが、
2000年初頭頃よりラオスで見つかっていた触覚片状部が「6節」のヒメミヤマ、です。
今回、ベトナムよりもたらされた個体群も精査し、ラオスと同じ種であることを確認しました。
名は、ラオスのクワガタを数多くもたらし、このミヤマの最初の発見者でもあるSteeve Collard氏に献名しました。
フランス人である彼の姓Collardは、「コラール」と発音するので、その表記でまずはいいかな。
(お酒にもある姓なので、カッコイイ★)
あと、せっかくなのでラオス繫がりで、Lucanus satoiの♀を記載しました。
Insequest 前田氏には、近似種の比較標本の提供でご協力をいただきました。
また、Scale 村田氏には、現地ラオスの生息地の情報と、論文掲載の写真を提供いただきました。
またまた、花滝 小林氏には、タイプ標本の撮影において協力いただきました。後日解説で彼の写真を使って見たいと思ってます。
後日書きますが海外の協力者も含めて、
いろいろな方の支えがあってできあがっている仕事です。
感謝!