久々に欧州の新規の出物があり、出所に直アクセスして入手。
ブルガリアのケルウス亜種トルキクスssp. turcicus。
第一の特徴としては、触角片状部が、6節。
まず、コレが基本。
そして、特徴的なボディのフォルム。
まるすぎる。
こんなのがケルウス原名亜種と同じはずが無いじゃないか。じっくり見ると、異なる点が多々目に付くわけで。
また、太短い大顎も、本亜種の特徴のひとつ。
ブルガリアのトルキクスに関しては、1980年代の標本が多くて、それなりに数は採れていたと推察されます。ここらへん、トルキクス狙いで採りに行けば、きっといっぱい採れるんだろうな。
今回の個体は、ブルガリアの黒海沿岸エリア産。
Burgas
そのまま南下して、トルコの北にもいるのだろうなと想像するけど、どうなのだろう。
ギリシアGreeceのケルウスは、ブルガリアのとは逆に、フォルムが細くなってゆく傾向があるし。
はたまた、そうしたケルウスの境界において、アクベスakbesianus はどこから出現し出すのか、ここらへんの興味は尽きませんな。