みなさまこんばんは。
記事を書かなければとネタをまとめようと思いながらも~展足強化週間に突入せねばならなくなりまして、
乾燥したものは針を抜いて箱に収め~、気が向いたものの写真を撮って、つらつら書いているという状況、です!!
これ、この黒いの。
70半ばのそこそこの大きさ。
状態のよくない子から順に展足しているのですが、
これ、東の、Motuo[下の地図の◎]ではなく、言い換えればチェンミヤマsp. cheniと名付けられた個体群が生息するエリアではなく、
遥か西の~カトマンズの裏のほう[下の地図の○]の出身なのです。
アローがフルキフェルsp. furciferという名で図示したあの子は、シッキムSikkim出身だとされている。
⇒ここの「フルキフェル問題」はほんとうに論じなくてはならないですね~近々書かねばなるまい。
厳密には、フルキフェルの名はあのシルエットの個体に使うことは叶わなくなってしまってるのですが、ここでは便宜上(「コーカサス」オオカブトのように)使います!
個体を観察すると、
まず、パッと見、黒い。微毛の感じ、〆処理の影響を差し引いても。
cheniに比べて、サイズに比して頭盾が小さく、顎先の開き具合もひかえめ。
シッキムのは、地図上で見ておそらくブータンの(新大図鑑Pl32, 225)と近いけど、
この子達の出身地、それよりもだい~~~~ぶ西だという事実です。
「真正」フルキフェル@シッキム、通り越してんじゃん!
いや、フライのように、どこまで行っても変わんないのかも。。。
まあ、要するに、
個体数みなきゃあかんってやつですわ。
さて、
展足にかかりましょうか。ではまた。