ゆっくり急げ。
「亀に帆」をつけたり、「いるかに碇」を結びつけたり、アンビバレントな象徴で図像化してきたこの言葉。
例えば~「新種の記載」!
この格言がじつにふさわしい。
「ゆっくり」じっくり標本&データを収集して、先行研究を分析、比較検討・・・
一方で、他者に先を越されないよう、焦り焦り「急いで」・・・
心臓に悪いね!(笑
ミヤマの成虫における頭部の発達具合などは、冬季熟成な感じの「ゆっくり」要素が満載なのだけど、発生時期などはあっという間、「急がなければ」新鮮な彼らに会うことは叶わない。
つまりは、「摂理」そのもの、その循環のエネルギーのなかの人間の立ち位置を自覚するような、そんな感覚をこの言葉はほのめかしているように思えてくる。
「生命は短く、芸術は永し」と言われるように、私たちが探求する対象は、とても簡単に解明できるものじゃあないわけで。
ゆっくり急げ。
あらためて、アドレス変更=舞台をこちらに移して、“オペレーション・ルカヌス”、発動します!