ちょうど整理するもので前面にあったので撮ってみました。
ロシア極東のディボウスキーLucanus dybowskyi
日本のミヤマに似ていますが、大アゴ根本の歯が伸びる、いわゆるフジ型を示しつつ、顎先もそこそこ開くカタチをみせます。
似ているけれども、なーんかちがうよな~という漠然とした違和感を感じる人は少なくないと思います。
台湾のタカサゴミヤマも同じケースといえましょう。
ただ、その違和感を明確に伝えられるかどうか。そこがマニアか否かってところでしょうか(笑
日本の蝦夷ミヤマに参上願いましょう~一目瞭然。
もっこり。。。
ディボウスキーやタカサゴ、その他の国産に一見似ている外産ミヤマの額は、みな、つる~んとしています。
日本のミヤマのこのもっこりを意識すると、逆に、不思議と見慣れた日本のミヤマがあたかも異国の種のように見えてくるから不思議。
こうした例に限らず、
この額の「もっこり」は、ミヤマにおける「種」を同定する上でかなり大きな注目ポイントなのです。(マジ)
近年の種だと、ドンミヤマsp. dongi なんて面白いほど角ばった板を乗っけてるし(笑
アルナーチャルのミシュミsp. mishmi も、ぐりんとアイスを掬ったようにすり鉢状に、それでいて絶壁に反り立つ額をしていますね~個性的。
そんな中でも、大アゴもさることながら、額もまた、えぐいなーと感心したのは、やはり鬼深山 sp. wemckeni。
なんていうんでしょうね。
ジョジョのDIOのスタンド、ザ・ワールドの頭のようなライン?(知らない人は検索・笑)
そんなのを思い浮かべたのがファーストインプレッションだったな。