「飛ぶ鹿」つながりではないけれど、先日の「オオシカ」カズミンをスキャンしてみた。
以前書いたように、エプソンを使うのだが、なかなか虫の質感を出す設定が難しい。
数ある効果の項目:アンシャープマスク、モアレ除去、退色復元、逆光補正・・・それら全部チェックすればいいというものでもないようだ。
そんな試行錯誤の末、まあまあ色合い・質感ともに表現できた。
写真よりも歪みなく、等距離平面的に捉えられている。巧く実物を表現できていると思う。
しかしながら、肉眼で見るのと明白に差がつく点がひとつ。残念ながら見逃せない点が。
何が表現しきれていないのかって、それは、大あごの湾曲、その深度、なんですね。。。
オオシカ最大の魅力の大あご、その先端に、もはやピントがあっていない。
霞んでいる・・・霞んでいるんです・・・。
せっかくなので「飛ぶ鹿」が亜種、我らがアクベスに登場願いました。
わかっていたさ、うん。
その鹿の角のごとき造形の大あご、それが最大の魅力であり、アイデンティティなのに。
カッコよく斜め下方へ伸長する大あご、、、
ああ、、、
霞んでゆく・・・
EPSONでも、この点においてのみ・・・至らないんですな。
わかっちゃいるんだけど、残念。
ま、それだけ再現し難い、自然の神秘、「かたちの妙」なのだろう。