この種について、私はあまりいい印象がない。
その巨大な体躯ゆえに、「100mmUP!」などと巷ではサイズばかりが取りざたされ、騒がれている。
そんなLucanusを代表する一種なのだが・・・
実際に、自分の美意識にグッとくる良い個体を見たことが無かったからだ。
単に大きいだけで、いまいち不恰好。。。
以後ラテン読みで「ユダイクス」と呼ぶことにする本種には、そんな個体が多い気がする。
これは、初めて自身のアンテナに反応した個体。
Qal at al Hisn
N-Syria
Jul/1997
95mm
北米のエラフスミヤマLucanus elaphusがもつ比例に匹敵する。。。
注目すべきはその発達した頭部と大顎。
もはや、驚異である。
サイズより大きく見える。
欲を言えば、もう少し顎先の二股部分に動きが欲しい・・・。